身代金ウィルスと呼ばれるウィルスを作成したと言う容疑で中学3年生の生徒が逮捕されました。この聞きなれない【ウイルス】とはなんなのでしょう?中学3年生がウイルスを作ろうとした動機とはなんだったのでしょうか?また、このウィルスに感染しない為の予防法はどんなものか調べてみました。
スポンサーリンク
身代金ウィルス(ランサムウェア)と中学3年生逮捕
身代金ウィルス(ランサムウェア)を中学3年生が作った【動機】と【人物】
中学3年生が作成した『身代金ウイルス』ですがどんな【動機】で作ったのかと思いきや【自分の知名度を上げたかった】言う何とも軽い理由でした。『力試しにやったらできた。』と言うので2度驚きです。
この中学生【人物】についての情報です。
名前・画像: 非公表
年齢:14歳
性別:男子
住所:大阪府高槻市
逮捕容疑:不正指令電磁的記録作成などの疑い。この中学3年生は容疑を認めています。
逮捕した警察の管轄:神奈川県警
逮捕に至った過程:県警のサイバーパトロールによって発覚
捜査関係者によると、1月、自宅のパソコンでランサムウェアを作成し、4月にかけて保存していた疑いがあるそうです。また、別のウイルスもパソコンから見つかっており、そのウイルス作成の容疑もある。
未成年で中学生なので名前や画像が公表されることはないでしょうが、人物像が分かれば追記していきます。
身代金ウィルス(ランサムウェア)を作成過程と被害状況
【作成過程】については捜査関係者によると、男子生徒は必要なデータを海外のサイトから集め、複数の無料の暗号化ソフトを組み合わせてウイルスを作ったそうです。その後海外のウェブサイトに載せ、会員制交流サイト(SNS)を通じてそのサイトに誘導し、ダウンロードさせていたと言うのです。
感染するとデータが開けなくなり、復旧のために電子マネーを要求する文言が日本語で画面に表示されるようになっていて、解除するには罰金を支払わなければなりません。
【被害状況】については容疑者の中学3年の生徒は「100人以上がダウンロードした」と言っていますが、捜査ではダウンロード先は確認できておらず、金銭被害も把握していない状況です。
スポンサーリンク
身代金ウィルス(ランサムウェア)対策
身代金ウィルス(ランサムウェア)に感染しない為に
まず身代金ウィルス(ランサムウェア)がどんなものなのかもう一度確認してみます。
(1)ウェブページを見たりメールの添付ファイルを開くと感染する事があります。
(2)画面がロックされて操作できなくなります。
(3)復旧の為の『身代金』の支払いを要求されます。
この【身代金ウィルス(ランサムウェア)】に感染しないようどのようなことに気を付ければよいでしょう。【対策】としてよく言われている大切な5項目です。
(1)不自然なものには“触らない”
迷惑メールやWebサイトを経由して拡散されるので身に覚えのないメールの添付ファイルを開かない。また、本文中に記載されたURLのリンクを不用意にクリックしない。
(2)OSやソフトの更新をし、最新の状態にしておく。
(3)セキュリティソフト(最新)利用する。
(4)バックアップをこまめにとる。大切なデータは複数とっておく。
(5)身代金を要求されても【支払わない】
まとめ
近年ウイルス感染に関するニュースが増えています。少し前に起こった国際的【サイバーテロ】は記憶に新しいです。そんな脅威があるのは分かっていても身近に感じてはいないのも現実です。今回の事件のショックな点は何と言っても中学生に【身代金ウィルス(ランサムウェア)】を作成できてしまったことと、中学3年の男子が『名声』目的に作ろうとしたことではないでしょうか。この事件を聞いて最初に頭に浮かんだのは今年になって政府が『サイバー』関係の求人を出した事と『エドワード・スノーデン』のことです。実際にサイバーテロ防止の為にもこういったプロが不可欠な時代になったとは思います。そしてそういった技能と共に精神的な事、道徳的な事を育てなければならないです。パソコン1つで色々なことが出来てしまう世の中なのですから、人としての根幹が揺らぎないものである事を願うばかりです。
スポンサーリンク
この記事へのコメントはありません。