高校生クイズ優勝桜丘カップルの開成に勝った運も味方した周到な戦略とは

高校生クイズに優勝した桜丘カップルに好感を持った視聴者は年代問わず多かったです。ネットでは「偏差値41が偏差値78に勝った」と話題になりました。そんな優勝カップルが立てた戦略とはどんなだったのでしょう。

高校生クイズ優勝桜丘カップルが立てた戦略とは

高校生クイズ優勝桜丘カップル3年越しの挑戦

高校生クイズ優勝カップルは三重県の全寮制高校『桜ヶ丘』に在籍の高校3年生で『クイズ研究部』に所属、高校生クイズは3度目の挑戦でした。高校1年生の時、このカップルが誕生したのは意外な理由でした。
【木多君】　
2015年にサークルとして始まった時からの『クイズ研究部』初期メンバー
高校生クイズは先輩と組みたかった。
先輩が木多君と同学年で一番頭の良さそうな女子をリサーチー中島さんを『クイズ研究部』に勧誘。
初めは女子に声を掛けるのが凄い嫌だった。

【中島さん】
木多くんに誘われてサークル入り。
もともと『日本拳法部』に入っていたが、雨の日や疲れてる日には楽な『クイズ』のほうに出た。

中島さんが『日本拳法部』って意外ですね。クイズにあまり興味なかったのかな？　『クイズ研究部』の1員として2015年の高校生クイズ出場のためにペアを組んだのがカップルの始まりなのだそうです。

奇跡の“高校生クイズ優勝カップル”が語る「エリート開成に勝てた理由」 | クイズです https://t.co/Kay1V0500O #桜丘高校 #高校生クイズ @bunshun_onlineさんから
文春オンラインに掲載されました。是非ご覧ください。

— 桜丘高等学校クイズ研究部「SQuiz」 (@Squiz2756) 2017年10月1日

高校生クイズ優勝桜丘カップル勝利の秘訣【その1】

高校生クイズ優勝桜丘カップルの「女子力」にあり！

高校生クイズへの出場を目指していた『クイズ研究部』の先輩から「まずは女子を確保したほうがいい」とアドバイスがあったそうです。サスガに出題傾向をよく分析してたんですね。「女子問題」が多く出るんだそうです。
【女子向けのクイズが出やすい傾向】
・アイドル関連
・ファッション
・メイク系
・流行りもののスイーツ
高校生クイズにそんな傾向が！さすがにファッションとかメイク系は開成や筑駒・灘でも答えられないですよね。

高校生クイズ優勝桜丘カップル勝利の秘訣【その2】

高校生クイズ優勝桜丘カップルの『捨てる』『賭ける』『勝負に出る』

高校生クイズ優勝桜丘カップルが決勝に進出が決まった時、テレビの前での応援モードは最高だったけど、厳しいかなって思っていた人が多かったのでは。桜丘カップルも決勝前は『1ポイント取れるか、3ポイント取れたらいいな』ぐらいだったそうですよ。
優勝できたポイントはズバリこれのようです。

知識量では開成にも筑波大附属にも敵わないことはわかっていました。だから「これは分かんない」という問題はあっさり聞き捨てて、自分たちが取れる問題には多少賭けであっても早押しで勝負に出たのがよかったのかもしれないです。

『ダメもとな感じ』で決勝に臨んでいたのも勝因の一つと振り返っていました。

高校生クイズ優勝桜丘カップル『勝利』の最も知りたい『どんな準備したの？』

桜丘の優勝カップルは実際にはどのような準備をしたのでしょう。ここからが一番知りたいところですね。
『自分の得意分野に特化』した準備をし『ポイント』にできるようにと工夫した方法があるようです。
【木多】　時事問題対策
過去1年間のニュースをざーっとおさらい
それをもとに200問くらい問題を作って覚えた
問題を作ること自体が問題を先読みして早押しするためのトレーニングになる

【中島】　芸能系の問題対策
日本テレビのクイズを作っている人が読んだり見たりしていそうな「情報源は何か」と考え「あたりをつけて」知識を入れた

得意分野を分担!ペアを組んで出るのですから有効な方法ですね。
木多君が開成が考えている間にサラリと化学の問題に答えた時は見惚れてしまいました。とってもカッコ良かったですよ。

桜丘の優勝カップルの対策の中で注目すべきなのは『問題を作ること』

キーワードだけ覚えても知識として頭の中に留まってくれないことに気が付いたんです。それで、バラバラだったキーワードを、クイズの問題を作るように一つながりの文章にして覚えるようにしたら、ちょっと日本史が得意になりました。さっき木多くんが言っていたように、クイズって解くだけじゃなくて、答えから問題を作る能力も重要なので、部分から全体を構成できる力みたいなものは養ってくれているのかもしれないですね。

前にドラゴン桜で『メモリーツリー』を作る勉強法を勧めていたのを思い出しました。共通要素がありますよね。中島さんは『体系化できる力と判断力が身についた』と言っていましたよ。木多君は『本選で3、4問同じ問題が出たんですよ。作戦成功でした。』と喜んでいました。

たかがクイズされどクイズ！奥が深いですね。