妊娠菌・妊娠米メルカリ販売削除！実態と販売中止のわけと珍品出品への運営会社の対応は？

「妊娠菌」付きのお米として「妊娠米」がメルカリで販売されていましたが出品削除となりました。その実態とメルカリの運営会社は最近目立っている珍品出品にどのような対応をしているか調べました。

「妊娠菌」メルカリで販売？「妊娠米」として売られているのはどんなもの

メルカリで売られていた「妊娠菌」って何なの？

子供を授かりたいと思っていても中々思うようにいかず、不妊治療をしたり妊活したりという話題をよく耳にします。でも「妊娠菌」てなんでしょう？どんなことか調べてみると１種の験担ぎのようです。妊婦さんが触れたものに「妊娠菌」が付いてそれに触れると妊娠し易くなると言うことのようです。

メルカリで販売されていた「妊娠米」とは？

妊娠している人が触ったお米に「妊娠菌」が付き、そのお米を炊いて食べると妊娠すると言うものでした。妊娠中の人から譲り受けると妊娠菌が付き妊娠し易くなるというジンクスがあるようで、お米に限らず妊婦さんが育てた「子宝草」なども出回っていたようです。

毎日新聞によると、「妊娠菌」付き商品が売買されていて、白米のほか、サプリメントや手描きの絵、アクセサリーも並び、商品の販売ページで、妊娠菌は「女性が妊娠時や出産前後に触れたものにうつり、それを譲り受けて妊娠する人が続出している」と紹介されていたそうです。日本生殖医学会は「過去に研究されたことはなく文献も存在しない」と、菌の存在を否定しています。母子手帳や陽性反応が出た妊娠検査薬の画像を添付して効果を信じさせようとする出品者が多く、「６人の子どもがいるので強烈菌」とアピールしたものもあったということです。

妊娠米の具体的な使い方として、少量を袋に入れてお守りとして持ち歩いたり、炊いてからおにぎりにして食べたりすることが勧められていました。しかし品質や衛生状態は保証されておらず、安全性は無視されたまま出品されていて、価格は１合５００円前後が相場で、「友達が妊娠米をもらって８人妊婦なう」といった説明が添付されそうです。。関係者によると「２０１３年以降、数百件の取引が成立した」ということです。

こういった物が販売されるのも驚きですが、数百件も売れたというのも驚きです。

「妊娠菌」「妊娠米」や珍品出品に対してのメルカリの対応

メルカリで売られていた「妊娠菌」が付いた「妊娠米」が販売中止に

妊婦菌が付いた妊婦米がメルカリで販売されていました。これは「妊娠米」と名付けている米を食べると「妊娠し易い」という効能を謳っていました。
メルカリ運営会社は5月2日「医薬品医療機器法」で旧薬事法に抵触する恐れがあるとして妊娠菌関連商品の削除をしました。

メルカリに出品される珍品への運営会社の対応は？

妊娠菌だけでなく、最近メルカリでは珍品も出品されるケースが増えてきました。化粧品の空き瓶であったり、昔集めたオマケやショップの袋だったり。このような品々は微笑みながら見ることができますが、最近話題に上る品には何故高値で売れるのだろうと思われるものもあります。メルカリ運営会社の対応が明らかになった事例を揚げます。

【お札の出品についてメルカリの対応】

1万円札など現在発行されているお札がその価値以上の金額で売買されているのが最近目につきました。
これに対してメルカリ運営会社は対応について毎日新聞に「広義のマネーロンダリングのつながる恐れもある。現在２４時間体制で監視し、出品されたら削除している」と説明したそうです。

まとめ

フリマアプリとして人気のある「メルカリ」は「自分はもう使わないけれど捨てるには惜しいので誰か必要としている人があれば安価で譲りたい。」「安く良い物、探していた物を入手できて便利」という売る側・買う側双方にとって助かるアプリでした。野外のフリーマーケットでお店を開いて購入者の出現を待つこともなく、空いている時間に出品したり、商品チェックができ、お金の受け渡しは「メルカリ」の運営会社が責任を持ってやってくれるので、万一トラブルになりそうな時も相談出来、安心して利用していました。でも、普及すればするほど、思いもよらないことが起こってくるのだなと妊婦米やお札の一件で感じます。

何故お札が売買されるかについては「落札金額をクレジットカードで決済することで、カード利用枠の現金化にりようされるのでは」という指摘がツイッター上で広がったということです。このお札の出品が始まったきっかけについてメルカリは「希少価値の高い硬貨やお札を出品したい」という声があったので、今年の２月中旬に硬貨・紙幣の出品ができるようになったばかりなのだそうです。
便利になるとその便利さを利用して思いがけない方法が出現したりするものなのだと驚くばかりです。
しばしばメルカリの自己紹介文に「スムーズなお取り引きを心がけています」という文面をみかけます。その言葉のように、良いツールに与えられた価値をそのままの価値感で利用して問題なく、恙無く利用していきたいです。