外国人労働者と一言で云うけれど大丈夫?お役人さま方の責任は重いが発想の転換してはいかが

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このところニュースで話題になっていることの1つに日本政府が外国人労働者を拡大しようとしている件があります。言うまでもなく日本の人口が減り、労働力が足りなくなっているため外国人労働者のお力を借りようというものです。労働力が足りないと言っても日本人の就職率が100%になったわけでなし、かと言って労働力が不足しているのも事実。工事・建築などの肉体労働である仕事や日本人が避けがちになった仕事を外国人労働者にやって頂きたいということなのでしょうが、現実は健康保険不正利用など問題が山積みになっています。それなのに議論もそこそこに、対策もそこそこに見切り発車しないで発想を転換してみるのも良いのではないでしょうか。

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外国人労働者を増やすなら保険不正利用をなくすのは必須課題

ここ数年めっきり生活の中で外国人の方々と行き交うことが増えました。それは観光客だけでなく身近ではコンビニのレジなど労働者としての外国人が増え、急激な日常の変化に若干戸惑っています。健康保険や年金問題など破綻しそうな状態を食い止めようとする策として、私達の負担は増えています。一方、外国人労働者やその知人が保険証を借りるなどで高額治療を受るなど見逃してはならない実態があります。健康保険制度の存続自体が危ぶまれる状態を加速させている様を知るにつけ、見切り発車は無謀で、外国人労働者を招き入れる前の法制度を整えることの必要性を強く感じます。

労働目的や就学目的で来日した人達は国民健康保険に入ることになっていて、健康保険証を所持することができます。しかし、それが不正に使用されているケースが少なくないようです。

 外国人による国民健康保険(国保)の不正利用については、在留資格の真偽を医療機関や保険者である自治体では把握しづらいことや、すでに国保に加入している家族や知人になりすましても医療従事者が加入者本人かどうか識別するのは困難など、解決に向けたハードルは高い。

(引用元:産経新聞)

健康保険の不正利用

外国人労働者は現在一定の条件を満たせば日本国内に家族が住んでいなくても保険を利用できます。その健康保険の不正利用した顕著な例です。
・来日してすぐに保険証を所有し、ガン治療にかかる200万円が20万円で受けられた。
・不法滞在のベトナム人女性が妹の国民健康保険証を使い、エイズウィルスの治療を2年間、総額1千万円以上の治療を受けた。

逼迫している健康保険をこのように利用されてしまうのは悲しい限りです。

日本赤十字社医療センター 鈴木憲史医師
「日本で保険料も払ったこともない人が、(公的保険で)治療をやってくれと。“ただ乗り”という言い方は変ですけれど、そういう形はやっぱり許せない。」

(引用:クローズアップ現代)

健康保険の実態を見ると不安になる

健康保険が赤字続きで破綻の危険性を秘めているとは何年も前から囁かれています。
厚労省によると
【被保険者数】平成28年度 3013万人  
         内外国人99万人 (平成19年度比 +15万人=1.8%増) 
28年度の赤字額は1468億円になっていて、この赤字分は公費で穴埋めされているそうです。          

2016年には既にAERA dotに「日本の医療制度は最短5年で破綻」というタイトルで現役厚労幹部官僚の告発として記事も掲載されました。日本では少子高齢化が進み医療費が膨れ上がるのを懸念し、外国人労働者を労働力不足だけでなく、税収問題からの必要性から招き入れようとているのでしょうが、医療制度などについては『ザル状態』です。

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外国人の健康保険に対する発想の転換

日本人が海外で就労したり、留学した場合はどのような扱いになるのでしょう。
例えばアメリカに留学した場合、学校から留学生に毎年1年間有効な『学校指定』の保険に入るよう通達が届きます。国の健康保険ではないのですが学費と同じように必ず支払わなければなりません。学校指定ではなく個人で保険に入ることも可能なケースもあるかもしれませんが、企業の保険に入ります。日本でもこの方式を取り入れてみるのも良いのではないでしょうか。この保険とパスポートとで治療費が受けられるシステムにするなど不正がしにくく、健康保険の不正利用を防ぐ方策を練って欲しいです。

日本政府が2025年までに外国人労働者を50万人受け入れる方針を発表したのが6月頃だったでしょうか。ただ単に労働者を増やせば良いというものではないですし、一度起きたことを元に戻すことは非常に難しいのですから、間違いが起こらないよう制度は整えて欲しいと思います。

思い出そう! 過去の失敗を

かつて高齢者が医者にかかる場合、保険で治療が受けられるものについては医療費の負担は『0』だった時代がありました。あれから30年ほど経った現在はどうなっているでしょう。後期高齢者の自己負担額は徐々に上がっています。年金の受け取り額は減っただけでなく受給開始年齢も上がってきています。例えばあの頃の高齢者の自己負担額が1割だったら、今よりは良い状態を保っていたかもしれません。日本が島国であることを象徴するかのようにほとんどの労働者が日本人だった頃でさえ、この状態なのです。外国人労働者を誘致するつもりなら、もっと繊細に周到に法制度を定めるべきなのです。

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『外国人技能実習生』に何を求めるのか

『外国人技能実習生』という名目で日本にやってきた人の中には、パワハラや不当に安い賃金で働かされたなどの訴えも出たり、行方不明になった実習生が少なくないことに驚かされます。実習生でなく『語学留学』名目でやって来た学生の中にも実は労働目的で、その後数々の問題や事件が起きているのは周知のことです。

いつか見たドキュメンタリー番組では、牡蠣の身を殻からはずす仕事を、外国人労働者の方々が地元の熟練者に教わりながらやっていました。数年前の番組で、記憶が曖昧になっている部分もありますが、外国人実習生の特集だったと思います。日本人が避け始めた俗に言う3Kの仕事を担ってくれる労働力を外国人労働者に求めているというように見受けられますが、その実はどのようになっていくでしょうか。予想に反する事実はよく起こるものです。是非お役さま方には柔軟で多角的に考えをめぐらして頂きたいと思います。

そういえば地方都市のスーパーの駐車場で

久しぶりに訪れた町で買い物をしようとスーパーに立ち寄ったとき、駐車場で隣の車から降りてきた家族が大柄な中南米の人かなと思われる5人組だったことに驚きました。ここ数年で小学校にも外国人の同級生が増えたと知人の子どもが話していました。いつからなのだろうと過去を振り返るけど、自分の脳裏に浮かぶのは田園風景と昔ながらのおじいちゃん・おばあちゃんと連れ立って歩く子どもたちの姿。長閑な風景ばかりが浮かんできます。なんてったって玄関に鍵をかけることもなく、引き戸をひけばすぐに家に入ることができ、近所の人達も気軽に行き来していた、そんな環境だったのだから最近の変わりように驚かずにはいられないです。

そこに行けばいつもと変わらない風景が待っていると思っていたものの、地方都市にも外国人労働者がやって来ているなんてと驚いてしまいました。大手自動車メーカーの工場がある地域なので、今さら不思議なことでもないと思い直すけど、何とも言いようのない驚きを感じてしまいました。

渋谷のセンター街も、銀座も、京都も

久しぶりに渋谷のセンター街を歩くと日本人の少なさに驚かされます。銀座に行っても、京都を歩いても外国人の方々が沢山歩いています。日本を観光産業で潤わせたいと言う目論見も国の政策にあったかと思います。円安や経済的な変化もあって北海道のホテルや日本の至る所の高層マンションが海外の資産家の手に渡ったということもあると思います。海外の方々に日本を知ってもらう機会にもなり喜ばしいことだとも思います。

こんなに早いスピードで都市部に限らず日本中が変化を遂げているのです。ここで更に国をあげて外国人労働者50万人受け入れを掲げ、勿論その先には移住問題も出てくるのは当然のことだと思います。

税収を増やしたい、年金加入者を増やしたい、などなどが外国人労働者を増やそうとしていることの根底にあるのだろうとは思います。そして予想外のことは起こるものですが、『想定外』という一言で全てが流されることのない方策をお役人さま方が考案してくださるのを切に願っています。

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東京在住の主婦です。 自分が困ったことや興味があることを自分自身の経験を織り交ぜてブログを書いています。 同じことに興味があったり悩んでいる方の参考になれば幸いです。お気軽にご閲覧下さい。