風邪が流行る季節になりました。 のどが痛い時にヒンヤリ冷やしたキンカンの甘露煮を温かいお茶のお伴にいただくと何だかほっとします。金柑は江戸時代以降に中国から薬として伝わったと言われているそうで、現在ものど飴に使われていたりします。
あの爽やかな香りには誘われてしまいます。
金柑(キンカン)の栄養価はどれくらい?
金柑の栄養価を調べてみるとオレンジよりビタミンCも多く驚きました。
金柑 | バレンシアオレンジ | |
ビタミンC | 49mg | 40mg |
ビタミンE | 2.6mg | 0.3mg |
カルシウム | 80mg | 21mg |
カリウム | 180mg | 140mg |
(参照 )100gあたりの含有量 日本食品成分表 7訂
ビタミンCは免疫力を高めると言われていますし、粘膜を強くするので予防のために1口サイズの金柑を食べるのも良いですね。昔から甘露煮として馴染み金柑は和食で箸休めに添えられていたり、おせち料理にも入っていたり、またおやつとしても楽しまれています。あの爽やかな苦味も魅力です。
金柑は12月にはその黄色くて小粒な姿でお店に並びます。甘露煮にすると暫くは保存でき楽しめるので作ってみました。
金柑(キンカン)甘露煮の作り方・レシピ
<材料>(少量用)
金柑(キンカン) 100g
砂糖 50g
水 金柑に水がひたひたにかぶるくらい。
*砂糖の量は金柑の重さの半分位が目安です。
<作り方>
1.金柑をよく洗いヘタを取り除き、縦に5,6本切れ込みを浅くいれる。竹串で種を取ればなお良いです。
2.金柑とたっぷりのお水を鍋に入れ火にかけます。5分ほど茹でたら金柑を水に取り30分ほどつけておきます。
3.鍋に金柑を入れひたひたになるように水を入れ、砂糖を加えて煮ます。沸騰したら弱火で30分ほど煮たら出来上がりです。
予想より簡単に出来ます。水気のない容器に入れておけばしばらく保存できるので結構重宝します。例えば”なます”に刻んで入れると味の爽やかさが増します。
金柑(キンカン)の甘露煮アレンジレシピ
今回は砂糖だけで煮ましたが、砂糖の分量を減らして蜂蜜を加えて煮ても美味しいです。また、レモンと蜂蜜を加えてスッキリ感のある味にしたり ペーストにしてジャムにしたりお好みに合わせて試すのも楽しいです。
寒い夜にはコーヒーの代わりにグラスに金柑の甘露煮金を入れてお湯を注いで飲むと、グラスから見える金柑が可愛く体も温まり、ほっこり感があります。 何よりそのさっぱりした甘さが魅力です。 ちょっとゆず茶に似ています。
おせち料理に入っているほど昔から親しまれている金柑の甘露煮は和のイメージが強いけど、アイスクリームにのせても美味しいんです。またあるカキ氷のお店では金柑を使った冬バージョンもあり、爽やかな甘さでとても美味しいです。
古くからある和の食材と決め付けず、ビタミン豊富な金柑をいろいろ試してみるのも楽しいです。
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