浅草の浅草寺や仲見世通りで日本の風情を楽しんだ後はフジテレビのあるお台場まで水上バスに乗って隅田川クルージングを楽しみながら行けるんです。古(いにしえ)から現代の最先端をいく街へと移り行く浅草と水上バスの魅力をご紹介します。
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浅草寺
徳川家康公が幕府の祈願所と定めた浅草寺は都内最古の寺で、その歴史は推古天皇の頃から始まりました。本堂・五重塔は幾度か消失しています。徳川家光の援助で建てられた本堂・五重塔は国宝に指定されていたのですが、昭和20年3月の東京大空襲で消失し、昭和33年に形はそのままにコンクリートを使用して建て替えられ現在に至ります。家光公が関わった国宝の本堂・五重塔を見てみたかったです。
雷門
浅草のシンボルとも言える雷門。最近では東京マラソンの放送で必ず写し出される『雷』と書かれた大きな赤い提灯。とても凛々しいです。雷門は浅草寺の山門で、左に風神・右に雷神が祀られています。そこから風雷神門となり、今では雷門と呼ばれるようになったそうです。山門も何度も消失し、現在の雷門は松下幸之助が祈念した病気平癒のお礼に1960年に寄贈したものです。それで大提灯に当時の社名の『松下電気産業』と共に『松下幸之助』の名前が記されているのですね。この大提灯を下から眺めると龍の彫刻があり力強さを感じます。これも見逃せません。
おみくじ
浅草寺のおみくじは知る人ぞ知る凶が出る確率が高いです。それには理由があって「観音百籤」で定められた割合[100本中:大吉17・吉35・半吉5・小吉4・末小吉3・末吉6・凶30]その配分を守っているからだそうです。ですから万一凶を引いてしまってもガッカリしないでおみくじを結んで帰りましょう。数年前に浅草寺でおみくじを引いたら凶でした。嫌な気分になり引き直したらまた凶が出たということがありました。さすがに辛い気持ちになったのを覚えています。しかし、そんな時も浅草寺はパワースポットとしても有名ですからたっぷり幸せパワーをいただきましょう。
仲見世通り
長さ約250mにも及ぶ参道に日本を感じる扇子・着物・飾り物・食べ物など様々なお土産物屋さんや飲食店が並んでいます。参道が狭く感じるほどの賑わいで以前にも増して海外からの旅行客も多いです。固焼きせんべいや揚げ饅頭のお店も要チェックです。
隅田川クルーズ!水上バスでお台場へ行こう
古の世界を満喫したら水上バスに乗ってお台場へ!
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水上バス
水上バスは東京都観光汽船から乗ります。場所の目安は隅田川をはさんだ向こう岸にアサヒビールの本社ビルがあり、聖火台の炎を模した金色の印象的な建物が見えます。お台場に行く船は便によって停泊する場所・数が異なるので乗車券を購入する時に確認してください。乗船料はお手頃でお台場までの乗船時間は1時間弱になります。水上バスの甲板で風をあびながら景色を眺めるも良し、船内で窓越しに流れる風景をゆったり楽しむのも良いものです。船内放送でそれぞれの橋などについての説明があります。川の両岸は高層マンションが立ち並ぶエリアも多く、元大リーガーが住んでいたマンションの話などあり面白いです。桜の季節には水上バスから両岸に咲く桜を見るのも素敵です。
浜離宮恩賜庭園
時間にゆとりがあるなら途中下船して浜離宮恩賜庭園に立ち寄るのもオススメです。江戸時代の代表的な大名庭園で、寛永年間までは将軍の鷹狩場で芦原でした。4代将軍家綱の弟が初めて家を建て、その子供が6代将軍(家宣)となったのを機会に将軍家の別邸となりました。明治維新で皇室の離宮となりましたが戦後は東京都に下賜され、国の特別名勝・特別史跡に指定されています。この庭園の特徴は潮入の池(海水を池に引き込み潮の満ち引きで池が変化する)であることと、鴨場を持っていることです。250215.72㎡という広大さに都会と隣合わせにあるのが不思議に思えてきます。今ではこの景観に高層ビルが多数入ってしまうのは残念ですが庭園の素晴らしさを充分満喫できると思います。
見どころ
水上バスで走り抜けながら隅田川を見ていると川からの風が心地よく、日常から離れた解放感に驚かされます。隅田川に架かるいくつもの橋[吾妻橋・駒形橋・厩橋(うまばやばし)・蔵前橋・両国橋・新大橋・清洲橋・隅田川大橋・中央大橋・佃大橋・勝鬨橋(かちどきばし)そして最後にレインボーブリッジをくぐり抜けます。その通り過ぎて行く橋を下から眺めるのも快感です。レインボーブリッジをあの角度から見るのはまた一味違う感慨があります。浅草から地下鉄などを乗り継いでお台場に行くのは大変ではないけれど、都会のすぐ身近にある水上バスは手頃に楽しむことができ小旅行気分を味わうこともでき爽快です。
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