橋本田鶴子は夫であるアントニオ猪木議員が自らが設立したIGFから不当利益の返還請求の訴訟を起こされました。それを受けアントニオ猪木議員の対応と会社側の言い分など東京地裁までいってしまったこじれた係争について調べます。
橋本田鶴子が訴えられたアントニオ猪木設立の会社【IGF】との問題はなんだったのか?
橋本田鶴子(アントニオ猪木夫人)が訴えられた不当利益とは?
橋本田鶴子は夫であるアントニオ猪木のマネージメントをしています。そのため2014年4月~2016年2月迄に経費を請求し受諾していました。
今回会社経営権に関するトラブルが起こり、【IGF】側が弁護士や公認会計士に調査を依頼し、約4250万円の「不当利得」があるということになり返還を求めたそうですが、返還されないことから訴訟に踏み切ったということです。
この不当利益として挙げられている約4250万円は主に『接待交際費』『海外含む旅費』『マッサージ代』と言うことです。
【IGF】が橋本田鶴子を訴えた約4250万円の問題点とは?
【IGF】の役員の説明では夫人側から出された請求書や領収書を精査したところ【IGF】からのお金が、アントニオ猪木の『政治活動』に使われていたことが判明したということです。そのため【IGF】からの寄付とし『て政治資金報告書の収支報告書』に記載すべきなのにされていないという見解の元に『政治資金規正法違反』の疑いがあると【IGF】側は主張しています。
今回表向きの訴訟の対象になっているのは『約4250万円』ですが結局『IGFの経営権』が絡んでいるというところに行き着きます。
【IGF】(=イノキ・ゲノム・フェデレーション)というのはどんな会社なのでしょう
【IGF】は2007年にアントニオ猪木氏が『プロレス復興』をテーマに設立したプロレス団体で、資本金が1億3000万円でアントニオ猪木の持株率は31.5%、もちろん筆頭株主です。アントニオ猪木は2014年に参議院議員選挙で当選したため【IGF】の取締役を辞任し株主として関わってきました。【IGF】設立に際しサイモン・ケリー猪木(=アントニオ猪木の娘婿)も『新日本プロレス』の社長を辞職し合流しています。
橋本田鶴子が訴えられたアントニオ猪木設立の会社【IGF】との問題はなんだったののでしょう?
告訴された橋本田鶴子の夫アントニオ猪木の言い分
アントニオ猪木がツイッターで語りました。
元気ですかー!
周りが心配してくれるので、
現状報告。 pic.twitter.com/qKXSLP6Rzx— アントニオ猪木 (@Inoki_Kanji) 2017年6月27日
猪木氏の代理人弁護士からの報告書を載せたものです。23日に東京地裁にIGF青木社長、サイモン氏ら3人の取締役の職務執行停止を申し立てる仮処分を申請したという内容ですね。
「株主総会において解任されたにも拘わらず現時点でもなおIGFの代表取締役又は取締役であるかのごとく行動している」として、すでに株主総会で解任されているということのようです。
複雑になってきました。
【IGF】側は橋本田鶴子が会社を『財布代わりにしている』という発言まで飛び出していますし、いずれにせよお金が絡むと思わぬことになってしまいます。
【IGF】青木弘充代表取締役・サイモン猪木取締役の会見での言い分
会見に出席したIGF青木弘充代表取締役(42)は「政治家アントニオ猪木を我々は必死で応援してきました。残り2年間を清潔な政治家として全うしていただきたいという思いで、今回の会見を開きました」と語りました。
猪木氏の娘婿でもあるサイモン猪木取締役(43)は「身内の部分もあるので、正直戦いにくい。猪木さんは昔の猪木さんとは別人みたいになっている。去年の今頃は、アリ-猪木40周年の記念日などで一緒に喜んだ。まさか1年後にこんなことになるなんて、誰も思っていなかった。ファンのみなさんに申し訳ないと思っています」と話し、
「何が間違っているか正しいかは、身内だろうが関係ないと思います。正しい部分で戦いたいと思います。別人になった猪木さんとは戦いやすい」と主張は真っ向から対立しています。
今のIGFには理念が無い。カネが絡むと、どうして人間はこうなってしまうのか。
IGFからは、とっくに手をひいている。
俺の名前を勝手に語るな。NEWは勝手にやればいい。 pic.twitter.com/0SrGTh1daR— アントニオ猪木 (@Inoki_Kanji) 2017年6月2日
実際何がどうなったのか分かりにくくなってしまっていますが、アントニオ猪木はまたもや新会社を設立しており、プロレス界の理想に向かって走っているのかもしれません。
会社経営であったり、会社の方向性であったりと問題となっている点は一つではないのかもしれませんが、一斉を風靡しプロレス界を引張ってきたアントニオ猪木がこれまでのファンの期待を裏切るものではないことを願います。
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